札番 第19番白子山 子安観音寺
お寺の歴史(縁起)
聖武天皇の勅による藤原不比等の建立と伝えられ、天平勝宝年間に道證上人開山の1200余年続く古刹である。
寺伝によれば、本尊はこの浦の海中より鼓に乗って出現したといわれる白衣観音菩薩。難産を救い、子孫長久を守る子安観音として崇められ、人々の信仰を集め今日におよんでいる。
仁王門、本堂、銅灯籠、鐘楼堂、三重の塔などの諸堂宇ほか、徳川御三家の安産祈願文等を所蔵している。
境内に四季を通じ花と葉が絶えない「不断桜」がある。縁起に天平宝宇年中(757~65)雷火で焼失した伽藍跡に芽生えたと伝えられている。大正12年国の天然記念物に指定された。
当山は三重四国八十八ヵ所第16番霊場でもある。
○『勢陽雑記』より
白子山観音寺 真言宗なり。白子村のうち寺家村に有り。聖武天皇の御願所。淡海公の御建立と云々。伊勢順礼の札所六番目と云々。白衣の観音と号す。歌に
もらさじとたつる仏のちかひとてつづみの浦になる浪の音
此の浦は波濤の音鼓の如く聞ゆとなん。其故につつみの浦といにしへよりいひ伝ふると云々
概要
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山号
白子山(しろこさん)
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寺号
子安観音寺(こやすかんのんじ)
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宗派
高野山真言宗
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祭祀
白衣観世音菩薩
ご案内
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住所
三重県鈴鹿市寺家3-2-12
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電話
059-386-0046
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御朱印場所
当寺受付
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参拝時間
8時〜17時
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公式サイト
見どころ
●年中行事
・1月1日~3日:修正会
・2月節分:節分会
・3月初午の日:初午大法会
・4月17日:不断桜供養会
・8月10日:十日観音会式(四万六千日功徳日)午前0時御開扉
・8月17日:盆観音会式
・11月:七五三の祝い
・毎月:お誕生法祝会
・毎月17日:写経の会