札番 第1番潮音山 太江寺
お寺の歴史(縁起)
聖武天皇(在位724~49)の御宇、行基菩薩伊勢神宮参拝の砌、皇大神の夢告により開創されたと寺伝は伝える。天長2年(825)に朝熊岳開創の折、弘法大師は再三当山を訪れ、真言の秘法を伝えられ、また醍醐天皇(在位897~930)は勅願寺とする綸旨を下賜されている。以来寺運は栄えたが、平安末期より衰退をたどり、鎌倉初期文治年間(1185~90)に、当山の衰退を見て内宮の一の禰宜荒木田成長神主が諸堂を再建せられ、本尊千手観音像を寄進、再び旧に復し隆昌を極めたが、徳川の初期(1615~)雷火により諸堂は焼失してしまった。本尊は幸いにも猛火を脱せられた。
元禄年間(1688~1704)に神宮奉行長谷川周防守の外護により、本堂、仁王門が再建され今日に及んでいる。当山は伊勢神宮との関わりが深く、歴代神宮奉行の外護により幾多の難を乗り越え、本尊を中心に信仰を寄せられ今日の興隆をみている。
○『勢陽雑記』
江寺 潮音山大江寺 十一面観音安置。伊勢順礼札所1番と云々。歌
江寺なる仏のちかいふかき海二見のうらに見ゆる立石
概要
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山号
潮音山(ちょうおんざん)
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寺号
太江寺(たいこうじ)
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宗派
真言宗醍醐派
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祭祀
千手観世音菩薩
ご案内
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住所
三重県伊勢市二見町江1659
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電話
0596-43-2283
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御朱印場所
当寺受付
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参拝時間
8時〜17時
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公式サイト
見どころ
本尊千手観音坐像は鎌倉初期の作、像高150.3㎝、国の重要文化財に指定されている。大聖歓喜天は元禄年間神宮奉行長谷川周防守の寄進。弘法大師像は元禄年間神宮神官梅谷氏母堂の寄進。護摩壇は元禄5年(1692)内宮神官橘氏の寄進によるものである。
境内には藤棚、山門外に桜が植えられ、藤まつりなど信者に親しまれる行事が催され、訪れる人が多い。当山は三重四国八十八ヵ所第85番霊場となっている。
客殿でユースホステルを運営しています。
・収容数:28人
・宿泊費:2310円ビジター宿泊費は600円増し。
・食 事:朝食600円夕食900円
・12月25日~1月25日は食事提供なし
・暖房料200円(10/1-3/31)
・TEL:0596-43-2283 FAX:0596-43-2284
・ユースホステル太江寺HP http://www.jyh.or.jp/yhguide/toukai/taikouji/index.html
●年中行事
・2月節分の日:節分星祭り
・旧暦1月18日:旧正月会式
・旧暦2月初午の日:初午会
・4月上旬:桜開化
・4月下旬~5月上旬:藤祭り
・4月中旬~5月上旬:たけのこ御飯
・5月5日:柴灯護摩・火渡り
・5月~7月:大江寺撮影会 あじさい開化
・8月18日:盆会式
・毎月18日:月祭り・御幣護摩奉修・本尊御開帳