札番 第29番鳴谷山 聖寶寺
お寺の歴史(縁起)
鳴谷山聖宝寺は本尊に十一面観世音菩薩を安置する臨済宗妙心寺派の禅寺で、平安期初期の大同2年にこの寺を開創されたのは、天台宗の開祖伝教大師最澄大和上である。
元亀・天正の戦国時代、織田信長の家臣・滝川一益をして員弁攻略の軍を進発させるに当り、郡内の諸神社・諸寺院共に殆どその大半はこの兵火のために焼尽したのである。
其際、聖宝寺もその災厄を免れず、焼亡して伝教大師以来の伝統1000年の歴史が滅したのである。時に天正8年2月であった。
その後徳川中期万治元年になり、禅の巨匠大圓宝鑑愚堂国師(ダイエイホウカングドウコクシ)によって再興されたのが現在の禅寺聖宝寺である。
当寺の庭園は藤原期の造園と推せられ、庭園の大部分は造園当時そのままで保存されており、古雅の風情甚だ賞すべきものがある。
概要
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山号
鳴谷山(めいこくざん)
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寺号
聖寶寺(しょうぼうじ)
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宗派
臨済宗妙心寺派
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祭祀
十一面千手観世音菩薩
ご案内
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住所
三重県いなべ市藤原町坂本981
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電話
0594-46-8101
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御朱印場所
当寺受付
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参拝時間
8時〜17時
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公式サイト