札番 第24番荒神山 荒神山観音寺
お寺の歴史(縁起)
荒神山観音寺は、九世紀の初期嵯峨天皇の時代弘仁3年(西暦812年)に、弘法大師が日本武尊の御神霊を仏像としてまつり、神事山と称したのが始まりで、その後、寛治元年(1087年)に大和の国の法陵律師という聖憎が、神事山の観音大士のおつげにより当地を尋ね、檜の大樹の下に、尊き十一面観世音菩薩のおわします姿を見い出して、御堂を建立安置したのが縁起です。
当寺は、真言宗御室仁和寺派に属し、前述のように往古は神事山(かうじかやま)といい、後に高野山の一字をいただい高神山と改めました。
俗に荒神山と書いて、次郎長伝吉良の仁吉で全国にその名が知らされています。
寺院には、十一面観世音菩薩と、日天、月天、地天の銅仏が安置してある本堂、春日局が寄進した梵鐘がおさめられている鐘楼堂、三宝荒神と九面観世音の二体が安置されている奥之院があります。
また、当寺には慶応2年4月、当山に散華した吉良の仁吉の碑、その仁吉を倒したとされている火縄銃、弾痕などが残されています。
紅葉山高宮寺 庄野村の乾、行程廿町余り。高宮に在り。本尊十一面観音。伊勢順礼の札所二十三番目と云々。俗にこうじやまと云。歌
里遠きこうぢが山の紅葉ばも 観音大悲の光とぞ見る
概要
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山号
荒神山(こうじんやま)
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寺号
観音寺(かんのんじ)
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宗派
真言宗
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祭祀
十一面観世音菩薩
ご案内
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住所
三重県鈴鹿市高塚町1777
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電話
059-379-0331
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御朱印場所
当寺受付
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参拝時間
8時〜17時
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公式サイト
見どころ
●年中行事
・1月元日:初 詣
・2月節分:星供養
・3月初午:初午
・4月7、8日:春季会式、勝運厄除、護摩修行
・8月15日:盆法要
・毎月7、17、21日:勝運祈願
・毎月24日:水子供養