札番 第2番勝宝山 金剛證寺 – 伊勢西国三十三所観音巡礼公式サイト

札番 第2番勝宝山 金剛證寺

お寺の歴史(縁起)

朝熊山は、伊勢の東方に高く聳(そび)え、山より朝日が輝き登り、そのお日様によって万物(ばんぶつ)が恵みをうけて成育してゆくところから、庶民の信仰をあつめて居りました。
大和朝廷に於かれては、皇祖の神霊の鎮座するところを探して居りましたが、ついに垂仁(すいにん)天皇の時、朝熊山の麓(ふもと)、五十鈴川のほとりの清らかな土地に鎮座を定め、伊勢神宮の御社(おやしろ)をお建てになりました。万葉集ではこの伊勢神宮(内宮)を朝日の来向(きむかう)国と歌われました。
其の後、欽明(きんめい)天皇の(頃暁台上人(ぎょうだいしょうにん)が朝熊岳に庵(いおり)を建て修法せられ、聖武(しょうむ)天皇は、虚空蔵菩薩、雨宝(うほう)童子、明星天子(みょうじょうてんし)、柏爾佛(はくじぶつ)(天御柱あまのみはしら)をお祀りになり寺としての形態を整えられ、伊勢神宮の鬼門鎮護(ちんご)のため、両宮の内院として指定されました。天長2年(825)弘法大師(こうぼうだいし)がこの山に登り金剛證寺と称しました。 江戸時代になり「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」とうたい継がれ現在に至っています

○『勢陽雑記』より
 勝峯山観音院 (金剛證寺の)右わきにあり。禅宗也。五間四面の観音堂別にあり。伊勢順礼2番目札所なりと云々。
朝熊山のぼりて見れば極楽の是ぞ誠の浄土成るらん

概要

  • 山号

    勝宝山(しょうほうざん)

  • 寺号

    金剛證寺(こんごうしょうじ)

  • 宗派

    臨済宗南禅寺派

  • 祭祀

    十一面観世音菩薩

ご案内

  • 住所

    三重県伊勢市朝熊町548

  • 電話

    0596-22-1710

  • 御朱印場所

    当寺受付

  • 参拝時間

    9時〜16時

  • 公式サイト

見どころ