札番 第12番丹生山 神宮寺 – 伊勢西国三十三所観音巡礼公式サイト

札番 第12番丹生山 神宮寺

お寺の歴史(縁起)

宝亀5年(774)光仁天皇の勅により勤操大徳が開山なされた。弘仁年中(810~24)唐から帰国の弘法大師が伊勢神宮参拝の折、当山に立寄られ、師である勤操大徳の開山と知り、大師はかねてより高野山に伽藍建立の計画があったが、「先ずこの地に仏閣を建立し衆生を救わん」と発願、弘仁6年(815)七堂伽藍を完成された。
 大師堂に安置の弘法大師像は大師四十二歳の自画像で再度の兵火にも免れ、今日なお厄除大師と呼ばれ、霊験あらたかに鎮座している。金銅仏の不動明王も大師の作とされ、護摩堂に安置されている。
 薬師堂には薬師瑠璃光如来を祀る。本堂(観音堂)は貞享元年(1684)の再建で、開創以来の本尊十一面観音を安置する。
 当山は幾度か災禍を受けているが、慶長年中(1596~1615)には良心僧正が、貞享年中(1684~88)には良範僧正らが再建し、広い境内に建つ多くの諸堂が残されている。
 近くに弘法大師加持の天然鉱泉「大師湯」があり、心と健康の女人高野・丹生大師さんと親しまれ、参詣者は甚だ多い。

概要

  • 山号

    丹生山(にうさん)

  • 寺号

    神宮寺(じんぐうじ)

  • 宗派

    真言宗山階派

  • 祭祀

    十一面観世音菩薩

ご案内

見どころ

年中行事
 ・1月21日:初大師
 ・2月節分:星祭祈祷会
 ・4月21日:春季大会式
 ・10月21日:秋季大会式
 ・12月21日しまい大師
 ・毎月21日:例祭