札番 第14番恵日山 恵日山観音寺
お寺の歴史(縁起)
正式には惠日山観音寺、日本三観音の一つで本尊は秘仏の聖観世音菩薩、多数の文化財を有する真言宗の名刹である。奈良時代の初め和銅2年(709)の開山以来、津はもとより全国の人々から海上安全、諸願成就の観音様として深く信仰を集め、室町時代には将軍足利義教が朝命を奉じ三重塔を建立したり、豊臣秀吉が出陣の際に祈願を怠らなかったのが当観音寺である。
江戸時代に入っては二代将軍徳川秀忠より幕末に至るまでの歴代将軍家、津藩主藤堂家の祈願所として特別の加護を受けたが、明治維新の変革により、庶民の帰依所という本来の姿に帰り、信仰の中心、娯楽の場として益々市民に親しまれた。境内には観音堂、五重塔、仁王門、鐘楼堂、護摩堂、資料館、収蔵庫、手水屋形が建ち並び、後花園天皇以来、歴代天皇の勅願寺であった大宝院(観音寺々務所)は観音堂の西側に位置し、本堂の阿弥陀如来は『国府阿弥陀』と称し、「阿弥陀に詣らねば片参宮」と伝えられた伊勢の天照皇大神宮の本地仏である。
概要
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山号
恵日山(えにちざん)
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寺号
観音寺(かんのんじ)
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宗派
真言宗醍醐派
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祭祀
聖観世音菩薩
ご案内
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住所
三重県津市大門31
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電話
059-225-4013
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御朱印場所
当寺受付
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参拝時間
8時〜17時
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公式サイト
見どころ
●年中行事
・正月:初詣
・2月3日:鬼押さえ節分
・4月1日~3日:津観音会式
・8月9日:十日観音(四万六千功徳日)
・10月体育の日:津大祭
・12月31日:除夜の鐘、初祈祷
・毎月18日:観音縁日
・春・秋の彼岸法会