札番 第7番佛性山 宝林寺
お寺の歴史(縁起)
宝林寺は、昔、大岡忠相も奉行として赴任した「山田奉行所」があった地でもあり、宮川が伊勢湾にそそぐ河口、伊勢市御薗町小林にある浄土宗お寺です。
大湊町あった長楽寺末として円譽上人が慶長18年(1613)に堂宇を整えて開山したと伝えています。
当山の秘仏十一面観世音菩薩は外宮別宮月夜見宮の別当寺実性寺の寺宝でありましたが、明治の神仏分離により実性寺が廃寺になり観音像は小林の清林寺に移されました。大正14年(1925)宝林寺と清林寺が合併することになり、その際に観音像も移されお祀りすることとなりました。
秘仏は、毎年11月20日に「お十夜法要」として御開帳いたします。眼病の観音様として信仰され「小林観音」と呼ばれ親しまれています。
また、江戸初期より続くお盆の行事として、8月15日に、手筒花火をあげ、大念仏羯鼓踊りで先祖供養をします。手筒花火は放揚する者が自ら作成するもので、送り火の変形とされ、県内では珍しい火祭りとして知られています。
概要
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山号
佛性山(ぶっしょうざん)
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寺号
宝林寺(ほうりんじ)
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宗派
浄土宗
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祭祀
十一面観世音菩薩